冬の住まいでは、暖房で満たされた部屋の中で、ふと、窓に目をやると、少し曇り掛かっている時があります。これは、室内の空気が暖まり、室外の冷たい空気が、室内と室外の接点でもある、窓において、水滴に変わっているためです。
それが、結露であり、実は、室内温度を保つことと、密接に関係しています。
まず、暖房器具の中には、遠赤外線を用いた機器があり、皆さんの中でも、使用した、あるいは、使用している人が、多々いらっしゃるかと思います。
この遠赤外線とは、人の目には見えませんが、人が温かく感じる光の波長です。
また、全ての物質から放射されているもので、実際、人間の体からも放射されていますし、また、本や机などの物体も、人間と同様、遠赤外線を放射しています。比較的室内温度が、低温であったとしても、人間の生活が可能であるのは、この遠赤外線を物質が放射し合っているからです。
いわば、遠赤外線を利用した暖房器具とは、遠赤外線を放射することにより、室内空間で、放射しあっている物質の遠赤外線を、さらに促進している、とも言えるでしょう。
しかし、窓に結露ができると、その働きが弱まってしまいます。先程、結露は、室内と室外の温度差によって、発生すると言いました。
結露が多いとは、その分、熱が外に逃げてしまい、室内温度を下げることにも、繋がります。皆さんの中にも、暖房の効いた室内の中央では、非常に温かいのに、窓の側に行くと、ひやっとした感覚を経験している人が、多々いらっしゃるかと思います。
まさに、それだけ、室内の暖かさが、室外に逃げて行ってしまっていることです。その分、十分な暖かさを保つために、暖房器具を利用し続けるということです。
冬の結露は、室内の暖房熱を約48%も吸収してしまいます。もしその防止をしなければ、暖房を使い続け、その分、電気を利用し、コストが上がり、エネルギー消費を増加し、そうして、CO2の過剰排出を防止してはいません。
この前のページで、夏場の窓対策についてお話しましたが、冬場においても同様です。遠赤外線の有効利用と省エネ対策にも、冬場の窓は重要です。